東京機器健康保険組合

東京機器健康保険組合

文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

健康保険とは

健康保険は、突然の病気やケガによって生じる経済的な負担を、お互いに支え合うことを目的としている公的な医療保険制度です。

POINT
  • サラリーマンなど、民間企業等に勤めている人とそのご家族が加入する医療保険制度です。
  • 健康保険は被保険者と事業主が保険料を負担して、運営されています。

病気やケガ等をしたときの生活保障「健康保険」

日常生活の中で、病気やケガ、またはそれによる休業、出産や死亡といった事態を迎えると、思わぬ出費が必要となり、ときには収入も途絶えて、生活が不安定になります。
こうした事態に備えるため、日ごろから被保険者と事業主が保険料を支払い、それを財源として必要な時に必要な人が保険給付等を受けられる仕組みとして、公的な医療保険制度があります。健康保険は、こうした公的な医療保険制度のひとつです。

健康保険を運営する「健康保険組合の役割(仕事)と仕組み(組合会・理事会等)」

健康保険組合は、健康保険法に基づき国(厚生労働大臣)に認可された公法人です。
常時、700人以上の従業員がいる事業所や同種・同業の事業所が集まって3,000人以上の従業員がいる場合は、国(厚生労働大臣)の認可を受けて設立することができます。
東京機器健康保険組合は、昭和42年5月1日に設立されました。

健康保険組合の特徴

  • 事業主の代表と被保険者の代表により構成される組合会で自主的に運営されるため、組合員の声が反映され、実情に応じた運営を行うことができます。
  • 法律で決められた給付(法定給付)のほかに、健康保険組合独自の給付(付加給付)を行うことができます。
  • 組合員の実態に合わせた、きめ細かい健康づくり事業が提供できます。
  • 健康保険組合の財務状況に応じて、保険料率を自主設定できます。(1000分の30~130の範囲)

健康保険組合の役割(仕事)

1.保険給付 ~医療給付を中心に~

被保険者や被扶養者の病気やケガ、傷病による休業、出産、死亡などに対して、医療費の負担(原則7割)や各種給付金(傷病手当金、高額療養費等)を支給しています。

2.保健事業 ~健康づくりのために~

被保険者や被扶養者の「健康づくり」をサポートするための各種事業となります。
病気の予防を目的とした各種健診の実施、健診結果等の健康情報の提供、そして、データヘルス計画事業(注)、運動施設や保養施設の利用機会の提供等、様々な事業を行っています。

健康保険組合の仕組み

組合会

「組合会」は、健康保険組合の重要事項を決定する議決機関として組合運営の中核をなすものであり、事業主と被保険者の双方の代表者である議員で構成されています。
「組合会」は、国でいえば国会のような最高の議決機関であり、「何をどのように行うか」等、事業の運営方針を決めるところとなります。
組合規約に基づき「組合会」を開催する等して、事業計画、予算・決算、そして規約、保険料等の重要な事項を決定いたします。
これにより、組合員の意思が健康保険組合の運営に反映されることとなります。
当健康保険組合の「組合会」は、事業主が選んだ選定議員と被保険者が選挙で選んだ互選議員それぞれ20名、計40名で構成されております。

現在の組合会議員事業所

理事会

「組合会」で決定された運営方針に従い、実際に事業を執行する機関が「理事会」となります。「理事会」は、国でいえば政府のようなものであり、「組合会」で決められたことを執行する機関となります。
組合規約に基づき、適宜、「理事会」を開催して、事業計画に定めた事業の具体的な執行方法等について決定することになります。
当健康保険組合の「理事会」は、選定議員と互選議員の中から選出された、それぞれ8名、計16名の理事(選定・互選)で構成されております。

現在の理事事業所

理事長

選定理事の中から、理事長1名を選出します。
理事長は健康保険組合の最高責任者であり、財政運営や事業運営、事務執行等、すべての面において健康保険組合を代表します。

現在の理事長:髙石 昌雄 (株)阪上製作所

常務理事

理事会の同意を得て、理事長が理事のうちから常務理事を指名します。
常務理事は、理事長を補佐するとともに、健康保険組合の日常の事業運営に必要な事項の処理にあたります。

東京機器健康保険組合常務理事:新藤 明康

監事

選定議員および互選議員の中から、それぞれ1名を選出いたします。
監事は、健康保険組合の業務の執行や財産の管理状況、そして個人情報の取り扱いに関すること等、健康保険組合の行う事業の全般を監査します。
また、監査を実施したときは、組合会に対し書面をもって意見を述べることとなります。

現在の監事事業所:選定 (株)ゴーショー
互選 三國機械工業(株)

健康保険組合の組織(図)

主な委員会(専門会議)

  • ◎健康管理事業推進委員会(事業主・被保険者、医師、組合事務局職員により構成)
    東京機器健康保険組合の保健事業の中長期にわたる企画立案、実施計画の策定、実施結果の分析、評価を行い、理事会に対し意見の提出を行います。
  • ◎健康保険委員会(各事業所の被保険者により構成)
    東京機器健康保険組合の事業の円滑な運営と向上を図るため、被保険者ならびにその被扶養者に対し、正しい理解と啓蒙を行うものとし、この目的達成のため、組合会・理事会において決定された事項の趣旨徹底を図り、なお、広く被保険者の声を聞き、理想的な事業運営を目指します。

当健康保険組合のメリット(利点)

前記「健康保険組合の特徴」でも揚げていますが、「協会けんぽ」に比べて当健康保険組合には、次のようなメリット(利点)があります。

    〇協会けんぽ(国)に比べて、保険料(率)の負担が軽減されます。

    〇協会けんぽ(国)が行う給付(法定給付)に加えて、高額の医療費がかかった場合には、組合が行う独自の付加給付(一部負担還元金等)が受けられます。

    〇協会けんぽの健診事業に比べて、少ない自己負担で充実したメニューの健診が受けられます。

    〇国が推奨するデータヘルス事業を積極的に推進しており、様々な事業を通じて組合員の健康寿命の延伸に取り組んでいます。

    〇健康づくりに役立つ福利厚生事業(医師や看護師・臨床心理士等の専門家によるオンライン健康相談(チャット、リモート)、宿泊・契約施設の利用、その他各種補助金等の支給)の充実に務めております。

当組合は、協会けんぽ(国)が行う給付(法定給付)とは別に健康保険組合が行う独自の給付(付加給付)に加えて、健診等の疾病予防事業や健康の保持・増進につながるデータヘルス事業(医療機関における受診情報と健診データを活用した健康管理事業)に積極的に取り組んでいます。
また、協会けんぽに比べて少ない保険料負担(率)、充実した健診メニューや健診受診後の積極的かつ丁寧なフォロー、そして、健康づくりに役立つ福利厚生事業等を通じて、健康づくりをサポートしています。

ページ先頭へ戻る